7月の暑い日、ホームセンターで、こんもりと白いお花が咲いている鉢を見つけました。
1cmほどのその白いお花の中心は赤く、小さくて可愛い。これは、初めて見るお花です。
ニチニチソウ・ミニナツ・カザグルマというお花です。
ミニナツ・カザグルマとの出会い
ニチニチソウというと、暑い夏にも次々咲いてくれて、夏のガーデンを彩ってくれますが、よく見るニチニチソウは、お花がもっと大きくだいたい3センチくらいはあり、葉っぱももっと大きいものです。
このニチニチソウは、枝先に数輪お花がついていて、一輪一輪は茎のようなものから花が咲いており、葉っぱも丸く小さくかわいく、硬めでしっかりしている感じ。
茎のついたつぼみは、小さな小さなチューリップみたいで、昭和の時代に近所のお菓子屋さんで買って食べていたチューリップアイスを連想してしまった。
購入日:2019年7月29日
ミニナツという名前は、小さい夏?という意味でしょうか?
購入してからラベルを見ていなく、自分の中ではなぜか“ミニナッツ”となっていて、小さいツを入れて覚えてしまっていました。
実は、ミニナツは4種類あるらしいです。ピーチオレ・ストロベリー・カザグルマピンク・カザグルマ。
買った先では、このカザグルマちゃんが隅っこに2鉢だけありました。だいぶん枝が乱れた感じになっていたので、購入時期が遅かったと思われます。
このミニナツちゃん、どんなお花か調べてみたら、なんとこのミニナツのストロベリーは、2013年2014年と日本フラワーオブザイヤー賞を獲得したお花だそうです。
2006年から始まった日本における新品種コンテストのジャパンフラワーセレクションで、各部門の中の最も優れた1品種に授与される、フラワーオブザイヤー賞です。
病気にかかりづらく、生育旺盛でこんもり仕上がる、また、葉色がいい点などを評価されたとのことです。
今回買ったのは、カザグルマですが、来年は、ストロベリーにも是非お会いしたいな。
ミニナツ・カザグルマの押し花作り
カザグルマちゃん、お花がたくさん咲いているので、少し押し花にしてみようと思います。
中心の赤が綺麗にでるといいな。
このあたりでカット。正面向きをたくさん作ろうと思います。
お花のギリギリで切ると乾燥し縮んで穴が開いたようになります。右下のような感じ。背景の色がでちゃうので2~3ミリくらい残した方が綺麗になりますね。
一輪一輪並べてみると、花びらの形の面白さがわかります。左右対称でない感じ。
花びらがカザグルマみたいになってる。それで、名前がカザグルマなんですね。
乾燥シートに挟んで3~4日。押し花の完成。
咲き始めの小さいお花は、ちょっとグリーンがかっていて、大きいお花は、ちゃんと中心も赤くでています。
花びらもほんのりピンクになって可愛いですね。これは、押し花額絵であれば、桜の風景にもできそう!!
キャンドルに桜の風景のように貼り付けても素敵。
いい押し花ができました。
生のお花と押し花を比較してみると、中心の赤がちょっと落ち着いた赤になった感じですね。
5枚の花弁が綺麗です。
8月に入り咲いたお花をどんどん押していたところ、最近では、お花が大きくなりました。
購入時は、1cmくらいでしたが、2cmくらいになってきています。実は、このくらいが本当の大きさみたいですね。あまりにほっとかれてお花も小さくなっていたようです。
大きい方が押し花にすると花びらがほんのりピンクになって綺麗です。
先日、クリアリウムの先生から小さな押し花を使いたいということで、ご連絡を頂きました。
カザグルマちゃんの出番です。どんな、素敵なクリアリウムができるか楽しみです。
ミニナツ・カザグルマのデータ
花名・科名・学名
花名▸ニチニチソウ・ミニナツ・カザグルマ
科名▸キョウチクトウ科ニチニチソウ属
学名▸Catbarantbus Bybrida
開花期
4~10月(地域により異なります)
日当たり
加湿にすると病気がでやすいので、風通しの良い日なたで育てます。
肥料
植え付け時に緩効性肥料をたっぷりあたえます。その後は、薄い液肥を週1回あたえます。
病害虫
灰色かび病
育て方のポイント
強い光をこのむのでできるだけ日なたで管理する。
冬は室内で日当たりのよりところに置き、室温を15℃以上に保つ。
伸びすぎて花の少なくなった枝は地際10cmのところで刈り込むと、3か月ほどで新しい枝が出てくる。
販売元・育種元
種苗販売元:M&B Flora
育種元:ミヨシ
追記
押し花のため、なかなか枝をきれずにおりましたが、だいぶん下の葉が黄色くなってしまったので、8月15日枝をカットしてみました。もう今年は、お花は無理かな?夏大好きのカザグルマちゃん、冬をうまく越せるといいな。