ピンクのスターチスがメイン

スターチスは、脇役のお花としていろいろな場面で使われています。ピンク・紫・イエロー・ホワイト、最近では、サーモンピンクなどの可愛い色もでています。

スターチスの人気

スターチスといえば、仏花のイメージが強いかもしれません。以前は、生産者さんも仏花に合う紫系を中心に栽培されていたようです。しかし、最近では、花穂が細く軽やかな印象のハイブリッド品種や、可愛い色合いのスターチスも出てきています。仏花だけでなく、様々なシーンに幅広く使われるようになってきました。軽やかな印象のスターチスは、お祝いの花束にしても素敵ですね。

スターチスは、ほぼ、1年中出回っているので、花束やアレンジメントのフィラーフラワーとして重宝されています。スターチスは、色が美しく、ボリュームもありますし、なんといっても安価な点が魅力です。

また、花と言われるピンクや紫の部分は、花ではなく萼にあたります。乾燥させても退色が少ないので、ドライフラワーの花束や、レジンなどを使用したアクセサリーにも使うことができます。

ハイブリッドスターチスの押し花

花穂を分けると、1輪1輪の小さなお花のようになって可愛いですね。(押し花です。)

仏花のイメージが強い方は、スターチスは、地味だし、茎に着いた波上の葉のようなのが可愛くないと言われる方もあると思いますが、このような軽やかなハイブリッドスターチスならきっと印象も変わるのではないでしょうか。

近年、ハーバリュームやSNSなどの影響から、ドライフラワーが注目を浴びています。

昔は、枯れた花というカテゴリーしかなかったドライフラワーに、なんと、おしゃれというカテゴリーが生まれ、結婚式場の会場装花やウエディングブーケにもドライフラワーが使われるようになりました。

そんな中、スターチスは、カラフルな色がそのまま残り、茎のまま花束にでき、こんな風に小さくしてアクセサリーなどにも使え、ドライフラワーとしては、ベスト3に入るのではと思います。

スターチスの種類

今回、ハイブリッドスターチスのピンク・濃いピンク・紫・イエローの4種類を購入しましたが、紫だけ何となく違うなと思っていましたら、スターチス・ハイブリッドは、2タイプあるとのことです。

ハイブリッドスターチス|A・シネンシス系

1つは、シネンシス系で、一年草。萼の色は多彩で、花弁が黄色とのこと。

スターチスの濃いピンクと薄いピンクの生花

ハイブリッドスターチス|B・カスピアとラティフォリアの交雑系

もう一つは、カスピアとラティフォリアの交雑によってできた耐暑性・耐寒性のある多年草のハイブリットで、青紫の品種に多く、萼が白く花が青紫ということで、今回の紫はこちらの種類だったようです。

押し花にすると、萼の部分の白が目立ちます。

紫のスターチスの押し花

スターチス|シヌアータ(流通の多い品種)

スターチスシヌアータは、流通量が最も多い品種です。ハイブリッド種に比べると花穂が太く、茎のギザギザが多い感じがあります。

仏花での利用が多かったので、紫がたくさん栽培されています。

シヌアータもフィラーフラワーになると思いますが、かすみ草のようにお花とお花の間にふんわり活けるというよりは、花束やアレンジメントの下の方に添えるという印象です。仏花のイメージも強いので、和の印象も大きく感じますね。その点、ハイブリッドスターチスの細く軽やかに広がる品種は、かすみ草の代わりにも利用できます。花束のボリュームを増し、ふんわり感をだしてくれます。

スターチスも沢山の種類があって、楽しい花材となってきましたね。

スターチスのデータ

分類・学名

分類は、

スターチスは、イソマツ科リモニウム属です。

学名は、

スターチス・ハイブリッドが、Limonium hybrid 。

スターチスシヌアータが、Limonium sinuatum 。

形態

スターチスには、一年草、二年草、多年草があります。

育て方

高温多湿を嫌うので、水はけの良い土と場所に植えます。

日当たりを好みますので、よく日にあてましょう。

ピンクと紫、イエローのスターチス

スターチスの花言葉

スターチスの花言葉に、

永遠に変わらぬ心  があります。

スターチスはドライになっても、美しい色合いを長く楽しめることからつけられたのだと思います。

また、“途絶えぬ記憶” “成功” という花言葉もあります。

スターチスは、仏花だけではなく、まさに、お祝いにも最適ですね。

以前はあまり使われていなかったウエディングにも、品種を見ながら是非利用していきたいですね。

スターチスの園芸品種|ペレジをお庭に

先日、園芸店でスターチスを見つけました。

切花ではよくみかけるスターチスですが、苗ではあまり見かけなかったので珍しく思いお庭に植えてみました。

スターチス・ペレジの花が1本でている

2019年6月購入 宿根スターチス・ペレジ

萼が紫色で白い花です。花穂というより、丸く咲いています。

たくさん咲けばドライフラワーにしようと思いますが、今のところ1本ずつ上がってきています。切花のスターチスに比べ、紫の萼の部分が小さく、白い花の部分が大きい感じがします。きちんと根付くとまた変わるのかもしれませんね。

ドライフラワーにできれば、素敵なアクセントになりそうです。

下葉は、大きく楕円の葉でふんわり広がっています。

スターチスのまとめ

スターチスは、仏花だけではなく、お祝いにも使える!

ハイブリッドスターチスなど、様々な品種がある!

ドライフラワーや押し花にしても色が変わらず使いやすい!

美しい色合いを保ち、ボリュームのあるスターチスは、まさに、万能のお花ですね。
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