ガウラ

蝶々のようなお花、ガウラ。ガウラは、別名『白蝶草』と言われるように白い蝶々のようなお花をたくさんつけます。

名前の音だけ聞くと、ハクチョウ草　→　白鳥草と思っておられる方もいらっしゃいます。白いお花なのでハクチョウ（スワン）のようでもありますが、花弁が４枚なので、やはり鳥ではなく、蝶ですね。白蝶草です。

すっと伸びた茎の先に下から順々に咲いていくお花は、風に揺られ少ししなりながら成長し、蝶々があちらこちらに舞っているようです。ナチュラル花壇に最適なお花です。

ガウラは品種によって草丈に違いがあるため、庭の縁取りに使うことの出来る品種もあれば、花壇の最後方に適した品種もあり、ガーデーナーにとっても嬉しいお花です。

ガウラ矮性種と高性種

ガウラは草丈の低い矮性の品種と、草丈が高くなる高性の品種があります。

矮性種は、30～50ｃｍほどの草丈で、鉢植えやグランドカバーにも向いています。花色もピンクや白にピンクの覆輪のあるものなどがあります。

一方、高性種は、80～150ｃｍもあり、花壇の後方などに向いています。花色がピンクのものもありますが、花色が白いものが多いようです。

下記は、ガウラの品種のほんの一部ですが、最近販売等されているいくつかを、矮性、高性、色など記してみました。

育つ環境や時期により、色や草丈は変わります。下記は参考にとどめ、お買い求めの際は、販売店にてご確認くださいませ。

矮性種

高性種

ガウラ花色

ガウラは、白いお花のものをよく見かけますが、他にピンクや白にピンクの覆輪のあるもの、赤に近いピンクなどの品種があります。

葉も、緑、緑に斑入り、赤っぽい葉などの品種があります。

白い花

ピンクや赤みのある花

覆輪のある花

ガウラの花言葉

『清楚』『神秘』『舞姫』『我慢できない』『行きずりの恋』『負けず嫌い』

ガウラのデータ

花名

ガウラ

別名や和名

白蝶草・山桃草

学名

Gaura lindheimeri

英名

White gaura

科名属名

アカバナ科ガウラ属（ヤマモモ草属）

分類

多年草

開花期

５～１１月

花色

白・ピンク・白にピンクの覆輪

草丈

２０ｃｍ～１２０ｃｍ

原産地

北アメリカ・中南米

育て方のポイント

日当たりと水はけのいいところで育てると花数が多いようです。家では、ほとんど病気が発生したり、虫がついたりはありません。日当たりや水はけが悪いところでは、灰色カビ病やアブラムシが付く時もあるようです。

暑さ寒さに強く、先端まで咲き進む前に間引きながら選定すると、春から秋まで次々にお花をつけてくれます。庭植えであれば、ほったらかしでも育つように思います。

ガウラの押し花

ガウラは、押し花にすることもできます。一輪一輪つみとり、蝶々のような押し花を作ってもよし、美しい茎とつぼみを活かして、茎ごと押し花にし、お花のアレンジメントのような押し花額絵を作っても素敵です。

下記は、ガウラ『ホワイトバタフライ』を押し花にしたものです。

花は、薄いので少し透け感がありますが、つぼみの頃のピンクの部分がアクセントになってとても可愛い押し花ができました。

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