青い鉢と赤いヘビイチゴのみとグリーンのセダムの色合いが美しい。

ヘビイチゴ

整頓された売り場から少し離れたところに、無造作に置かれた鉢たち。

その中に、6号鉢に植えられたイチゴの葉っぱのような植物が顔をだしていました。

イチゴの葉っぱよりも小さい感じなので、もしかして、ワイルドストロベリーなのかな?

ヘビイチゴとの出会い

お店の人に確認すると、『ワイルドストロベリーですね』と返ってきた。

ワイルドストロベリーを押し花にしてみたかったので早速購入。

しかし、家に帰ってよくみたら、土の中に埋もれたラベル発見。

『Indian・・・』 の後は、消えてよく見えない。
インディアン?・・・ 何か強そうな、原始的な匂いのする名前。

ワイルドストロベリーにも、そんな種類があるのかな?

ワイルド=インディアン???

どんな花が咲くか、実がちゃんとなるのか楽しみ。

すると、4月、黄色い小さな花が咲きました。

あれれ、確かワイルドストロベリーの花は、白だったような。。。

ネットで検索してみると、これは。。これは。。ワイルドストロベリーではない!!

ワイルドストロベリーは、やっぱり、白い花。
ピンクもあるようだけれど、黄色の花の画像はない!

これは、もしかしてと思い調べると、なんと、ヘビイチゴでした。

ヘビイチゴは、あぜ道や、野原の湿り気のあるようなところでよく見かける。あれですね。

買ったとき、結構なお値段でしたが、まさかヘビイチゴだったとは。。

ワイルドストロベリーと思って買ったので、ちょっとがっかりでしたが、ヘビイチゴならグランドカバーにいいかもとレンガの花壇の下に植えてみました。

どんどん広がって赤い実がなったら、きっと可愛いはず。

ヘビイチゴを育てる

レンガの花壇の足下にヘビイチゴが植えられている
2017/04/22 ヘビイチゴ

4月赤い実がなりました。

肥料もやらず、ほったらかしで翌年。

赤い実が付いたヘビイチゴレンガの花壇の足下に広がっている
2018/05/15  ヘビイチゴ

2年目のヘビイチゴ。

かなり、実も沢山なってきました。

グランドカバーになっているヘビイチゴ赤い実が可愛い
2019/04/30 ヘビイチゴ

3年目のヘビイチゴ。かなり、広がりました。赤い実も沢山なっています。

入って欲しくない花壇の中にも広がり始めたので、取り除きました。

ヘビイチゴの赤い実がたくさんついている。30cm四方に16粒ほどある
2019/05/12 ヘビイチゴ

3年目の5月かなり実がなりました。とっても可愛いです。

夏のヘビイチゴは、葉っぱのみ
2019/0804 ヘビイチゴ

夏も葉が青々としグランドカバーとして、がんばってくれています。

10月秋のヘビイチゴ実がなっている
2019/10/20 ヘビイチゴ

10月にまた、花が咲きヘビイチゴがなりました。大体花が咲くのは、4月から6月ということですが、秋も実をつけてくれます。

春から秋にかけて、ぽつりぽつりとずっと実がなっているような気がします。

秋のヘビイチゴは、葉が紅葉している。
2019/10/20 ヘビイチゴ

冬は、葉っぱが紅葉してそれもまた可愛いです。

春になり花芽がでているヘビイチゴ
2020/04/08 ヘビイチゴ

4年目のヘビイチゴ。他にグランドカバーになるように植えたセダムのグリーンがとても綺麗です。

その合間に、黄色いお花が咲いて春を告げています。

黄色い小さな花が沢山付いたヘビイチゴ
2020/04/08 ヘビイチゴ

4月、黄色と反対色の紫の花、サギゴケも一緒に咲き出しました。

しばしば、ヘビイチゴの葉が斑入りになっています。

まん丸とした小さい赤い実のヘビイチゴをさわているところ。小指の先ほどの大きさ。
2020/05/12 ヘビイチゴ

ヘビイチゴがグランドカバーになっている。沢山の赤い実の間にセダムのグリーンが綺麗
2020/06/03 ヘビイチゴ

石畳の間や花壇の縁に、セダムとヘビイチゴ。

これは、童話に出てきそうな風景!!

青い鉢と赤いヘビイチゴのみとグリーンのセダムの色合いが美しい。
2020/06/03 ヘビイチゴ

最初は、ワイルドストロベリーのつもりだったので、少し拍子抜けしましたが、こんなに美しく庭を彩ってくれ、ワイルドストロベリーではできない風景を作ってくれる、ヘビイチゴが大好きになりました。

ヘビイチゴを利用する

食べる

ヘビイチゴは、別名、毒イチゴとも呼ばれたりします。

ヘビイチゴという名前なのは、

  • 蛇が好んでたべるから
  • 蛇がいそうなところに生えているから
  • イチゴを食べる小動物を狙いヘビがくる

など、諸説有りますが、

ヘビは食べないし、別名に毒イチゴとありますが、毒もありません。

なので、ヘビイチゴは人間が食べることもできます。

食べてみると、味はほとんどありません。香りもありません。なんだか、ボソボソしています。ワイルドストロベリーとは、全然違いますね。

ですが、沢山収穫し、ジャムには出来そうです。ただ、ほとんど味はないので、その他の砂糖やレモンなどの味のジャムということになりそうですね。

押し花

収穫されたヘビイチゴがキッチンペーパーにのっている。丸く粒々が浮き出た様子。
2020/06/06 ヘビイチゴ

左がヘビイチゴ。右下がワイルドストロベリーです。

6月6日。ヘビイチゴの収穫は、もう終わりくらいで、ワイルドストロベリーの収穫はこれからです。

ヘビイチゴを押し花にしてみました。縦に半分にカットし、押し花用の乾燥シートを使って押しました。

押し花というより、押し実ですね。レジンの押し花小物や押し花額に使えそうです。

ヘビイチゴ花言葉

可憐

小さな黄色の花は、すぐ花びらを散らします。また、花をカットするとしぼみやすいです。まさに可憐なお花です。

ヘビイチゴのデータ

学名 Potentilla hebiichigo

分類 バラ科 キジムシロ属 多年草

別名 毒イチゴ

開花期 4~6月(秋も少し咲く)

花色▸ 黄色

自生場所▸ やや湿り気のある日向が好き

触ると表面の粒々がとれやすいです。実は、この粒々が痩果(ソウカ)と呼ばれる部分で、乾いた実になります。実と思っている部分は、花床(カショウ)や花托(カタク)と言われる部分で、花がたくさんつくところです。イチゴやイチジクの果実部分は、花床(花托)が特に発達したものです。

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6月、ヘビイチゴとワイルドストロベリーを収穫しました。ヘビイチゴは、だいぶん少なくなり、ワイルドストロベリーは、これからといったところです。左がヘビイチゴ、右がワイルドストロベリーです。ヘビイチゴは、ワイルドストロベリーに比べ丸みがあ[…]

15cmほどの楕円形の額縁の中に、ヘビイチゴの葉や実、黄色い花をデザイン。
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